施工図がアートに見える!
ジョサイア・コンドルという人物を知っているだろうか。
明治時代の日本建築の基礎を築いたイギリス人。
では、彼の描いた設計図や施工図を見た事があるだろうか?
学生の時分、アルバイトで建築施工図を引いていた私は
学校の図書室で彼の図集を見つけ衝撃を受けた、
それまで、一部の意匠図を除いて無味乾燥と思えた設計図や施工図が、
まるで絵画の様に描かれていて、以来足繁く図書室に通っては
しばしそれを閲覧する様になった。
神保町の書店にも同じものがあったが、
当時の私には、書籍としては高すぎてとても手が届かない。
そしてやっぱり、図書室に足を運んで行くのだ。
残念ながら、コンドルの建築の多くは消失していて、現存するものも少なくはないが。
実際のそれに勝るとも劣らない図面は好きなアート作品である。
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